御子守帯 誕生のおはなし
鈴の緒―神様との架け橋―
皆様が社殿に向かってお参りをされる時に鈴を鳴らしますが、その鈴から下がる紐を
神様との架け橋とも言える鈴の緒ですが、私共には特別な思いがございます。
江戸の町に広がった評判
神社では月に一度、鈴の緒を交換します。水天宮が江戸時代に久留米藩上屋敷内に鎮座していた頃より、鈴の緒には
ことのはじまり
上屋敷の塀越しに参拝される方々の様子をご覧になった殿様の計らいにより、毎月5日に限り門を開いて参拝の人々を受け入れ、さらに鈴の緒のお下がりとして晒をお分かちしたのでした。
御子守帯 ―昔ながらの晒の帯―
現在も、母子共に神様のご加護を賜り、健やかにお産を迎えて頂くために、「戌の日」を佳き日と定めて、早朝にご祈祷した当時のままの
私共は鈴の緒に由来するこの晒の帯を「